turquoise 14mm【simple type ②】
雲の端に腰掛けて美しい世界を見下ろすような…
好奇心が芽生える、澄んだ空の色に染まるターコイズ。
これまでの長い歴史の中でターコイズが人々に愛され受け継がれてきたように、これからの未来においても永遠の美しさを約束してくれる…時を経るほどにその佇まいには気品が宿ってゆくようです。
五感を飛び越えて胸の奥底にまで語りかけてくる…その神聖なる美しさ。滑らかな石肌の風合いも、年月を重ねてきたからこそ生まれるもの。
◎ターコイズはアップ・ダウンしやすい気分の変動を安定させ、 内面の平静を もたらしてくれることから「平穏な感覚をもたらし、平和をもたらす石」と言われています。
また、自分のことを脇においてまで他に尽くす…など犠牲的なパターンを解消し、制限されない魂が再び自由に解放すると伝えられています。
ある日の澄み渡る空のような色に包まれることで、圧倒的な存在感も風が通り抜けるような清々しい雰囲気に感じられます。
面白いお話を引用させて頂きます。
「古代の人々が、この石に力が宿ると考えたのには理由がある」
ターコイズは、地下水に溶けている成分から微細な結晶粒が集合した形で誕生する。したがってその結晶粒の間には常に水分が存在している。ターコイズは地中から採掘されるとたちまちその水分を放出して乾燥する。中央アジアのアステカ族はこの石には魔力があり、持ち主に危険が訪れると色が褪せると信じていたー
原石のままでもカットされていても、この石はそれを所持している人が常に触れていると、採掘時に水分の蒸発によって生じた結晶粒の隙間が人の手の油を吸収して、次第に生き生きと透明感を増してとても美しい石に変化してくる。
この変化の状態がとても神秘的に感じられ、人知の及ばない世界のものと捉えられたのだろう。しかしそれもこれも、この石が構造上で持っている結晶粒どうしの空間がなせる業であるー
(「天然石のエンサイクロペディア」飯田孝一著、 ㈱亥辰社 2011年発行)
自然の中から特別な魅力を感じる石を選んで愛でる行為は、どの文明でも太古の昔から一般的な行為だったようですね。ターコイズはその筆頭の一つとして、とても歴史が長いようです。
こちらのターコイズは天然ターコイズの原石に処理をせず、カットした後にワックスで表面にコーティングをされたものです。なぜワックスをかけるかというと、ターコイズは"多孔質"という、拡大すると微細な穴のある石なので、汚れなどがはいってしまわないよう保護するためであり、古来から行われていました。この処理は、本翡翠などの高価な宝石にもよく行われています。
身も心も預けられる"寛ぎ"を与えてくれるターコイズ。傍らにあるだけで心から満たされる…数に限りがありますので、心惹かれてくださった方はお早めにご連絡下さいませ。