ステンレス304 ring【14号】

潔くシンプルで、洗練された煌めきが印象的なステンレス製のring。あえて普段使いでラフな装いにさらりと…そんな着けこなし方が素敵です。
 
ピュアな透明感をもった小さなキュービックジルコニア。奥行きを与え、影を生み出す…静かな光と影で織りあげた美しい帯のようにも思えます。
 
キュービックジルコニアの輝きだけが
目立つのでもなく余白も一体となるバランスを探すー
 
この素材は当時は高価だったダイヤモンドの代替品として使われることが多かったのですが質感に着目してみると、色や華やかな輝きをあえて使わない、"引き算された端正な美しさ"が感じられます。
 
光の反射で輝かせるよりも、自然体であることを尊ぶ。輝きというよりも、光の粒子を集めたような緻密さと静けさが浮かんできます。素材の持つ素のままの美しさに、飾らず心地よく時を重ねられるはずです。
 
時の移ろいの中でも、決して揺るがない一筋の希望。静けさと確かさ…軽やかな着け心地の中には、静かな調和がぎゅっと詰まっています。
 
指輪は古代の祈りの道具だったり、中世の夜会の装飾であったり。
 
手元の仕草や振る舞いを美しくしてきたのだろうと想像する…
いつの時代も美しい役割があるものは古びないのですね。