スターカット・ラピスラズリ8〜8,5mm
王に力を与えるもの【スターカット・ラピスラズリ】
奥深いインディゴブルー。どれほどの青を重ねれば、群青へ辿り着くのだろう。透き通る空の色も、果ての無い海の色も超越するラピスラズリの青。あまりに石が綺麗だったので、そのままシンプルに繋ぎました。
オランダ黄金時代の画家ヨハネス・フェルメールが1668年から1669年に描いた絵画『地理学者』深く鮮やかな青が有名な「フェルメール・ブルー」とは、ラピスラズリの原料から得られた天然ウルトラマリンのこと。時代の息吹を伝えてくれる様々な絵画に触れながら…
◎持ち主を強力に守り、フレッシュな気運をも呼び込んでくるラピスラズリ。直感を高めながら、これから進んでいく道筋に煌めきをもたらしてくれる…あなたを導く”幸運の保護石”として見守ってくれると言われています。
自然界によって蒼く蒼く染められたラピスラズリ。鮮やかな藍色の地色に、濃紺と金色のパイライトが印象的な縞模様を描いているストーンです。スターカットという特殊なカットのため、思わず手にとって様々な角度から眺めたくなる魅力に満ちています。
濃紺に呼び寄せられたのは、"青"の遺伝子を持つ愛おしきものたち。1本の茎に複数の花が咲いているスプレーローズ、青い鳥の羽根のようなスターチス、素朴で温かい印象のファラリス。
古代エジプト時代では自然界の中で最も美しいブルーの宝石であり、”王に力を与えるもの”とされていました。身に着けると強い力が備わると信じられていたことから、王はラピスを独占所有して、他のものに力を与えないようにと考えたとも言われています。
古代エジプトの王は、遠く離れた産地からラピスラズリをもたらすためのへ交易路も築いたと言われています。このようにラピスラズリが世界の歴史上、最も有名な王に関わる石となったのは美しいだけでなく、その美しさが秘めた力や強い神秘性を感じさせたことの証なのです。
煌めきに身を潜める青い石。一度目にしたら忘れる事の出来ない美しさを纏っています。心まで染めてしまいたい青い石をあなただけに。